誰にでもできる

音響機器の修理は誰にでもできるのでしょうか?
きっとできると思います。もちろん、できないような故障もあります。それはメーカーに任せましょうか。それはたとえできるとしても労力に見合わないでしょうから。
これなら簡単にできる、というところを見極められたらいいですね。

分解できればOK

なにせ、誰か他の人間が作ったものです。分解の仕方は作った人に聞かなければ分かるはずがありませんね。自己流でやると必ずどこかをこわしてしまいます。もっとも、一つこわせば次から分解の仕方が分かるようになりますが。

しかし、助かることに、インターネットを調べると分解の仕方が写真入で説明してあるサイトがあります。分解の仕方が分かれば70%修理できたと同じですね。後は公式通りの処置をすればよいのですから。それでもだめなら、あきらめましょうか。・・・・

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音響攻略一口メモ

KENWOODのDPf-7002とONKYO C-M711(LTD)で電解コンデンサーとショットキ・バリア・ダイオードを交換してみる価値は確かにあります。クロック交換が努力に見合うかどうかは分からないのですが。

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修理に必要なもの

インターネットで調べてみますと、CDプレーヤーの修理のことが良く取り上げられています。また、スピーカーの修理のことも良く扱われています。きっと、素人でも簡単にできるような故障があるのだと思います。まずはこの辺から挑戦してみましょうか?

最初に、修理に必要なものをまとめて見ましょう。といいましても、素人用ですので、簡単にそろうものばかりです。それでも、これだけあればかなりうまくいくようですね。

1.無水アルコールと綿棒

これは洗浄に使います。無水アルコールは薬局で販売しています。綿棒は100円ショップのものでよいのです。

2.ミシン油とシリコングリース

ミシン油とシリコングリースを場所により使い分けます。ミシン油はホームセンターで200円ぐらいで購入できますが、本当に優れた効果を発揮します。シリコングリースは1,000円ぐらいしますが、ぜひそろえたいですね。プラスチック部分に金属用のグリースを使うと悪影響を与えますので、シリコングリースを使うのです。

3.大中小のドライバー

大中小そろっているとネジをばかにしないですみますね。

あとは、必要に応じ、また技術に応じてそろえると良いと思います。たとえば、CDピックアップの調整にオシロスコープがあったらいいですが、それをそろえるお金があったら、・・・・。

CDプレーヤーの修理

1.ディスクトレーの不具合

主に、ゴムベルトが弱くなっているのが原因のようです。無水アルコールで洗浄してもだめなら交換が必要かも知れません。可動部分のグリース固着が原因かもしれませんので、ミシン油とシリコングリースを使ってみましょう。

2.CDプレーヤーの音とび

ピックアップの汚れであればピックアップの清掃で直るでしょう。しかし、レーザ出力調整用の半固定抵抗の調整が必要かもしれません。それでだめなら、ピックアップの交換が必要ですね。

※CD、CD-R、CD-RWと順に反射率は低くなり、より強いレーザ光が必要になるようです。レーザが弱いとCD-RWから読めなくなるのですね。
※ピックアップの寿命も考慮する必要があります。でないと、調整してもすぐにだめになってしまいますから。
ピックアップの寿命
※CDプレーヤの修理の方法を解説したサイトはたくさんあります。きっと、あなたのお持ちのCDプレーヤの修理を扱ったページも見つかると思います。
CDプレーヤの修理の方法

可動部分のグリース固着が原因の場合もあります。ミシン油とシリコングリースを使い分けましょう。

3.CDを認識しない

CDを認識しないと回転は止まります。上記と同じ方法で改善しなければ、あきらめましょうか?

ONKYO C-722Mリサイクルショップで ONKYO C-722M(ジャンク 音飛びあり。) が2,100円で売っていました。思わず購入してしまいました。早速、CD-RWを再生してみると、確かにたまに音がぶつっと飛びますが、再生できます。レーザ光は問題なさそうですね。まずは、湿式のクリーニングCDを使ってみました。うまくいけば分解修理なしに済むので。今のところ問題なさそうですが・・・・、今また音が飛びました。可動部分のグリース固着が原因ようです。ミシン油とシリコングリースを塗って様子を見ます。・・・・今では、まったく問題なく動いています。
※CDプレーヤーの高音質化の方法。
【1】電解コンデンサーの容量UP
電源の電解コンデンサーの容量をUPすると、低域が伸びるようだ。⇒CDプレーヤの改造要領
リップル含有率を5%くらいにしたい時は平滑コンの容量は15,000uFくらい。 ⇒電源回路リップル除去
【2】ダイオードをSBDに変更
dpf-7002の電解コンデンサー容量UP ショットキ・バリア・ダイオード(SBD)は高速でしかも低雑音で、高純度な音質が期待できる。 ⇒DPF-7002 ダイオード交換/ダイオード交換
【3】クロックの高精度化
クロックの精度が上がれば、ジッタ特性が改善されて解像度が上がる。 ⇒DPF-7002 クロック交換
【4】その他
DPF-7002の改造(前説)

※KENWOOD DPF-7002の問題は中低域が薄いこと。それで、まず、必要な改造は【1】の電解コンデンサーの容量UP。これは簡単にできそうなので、6,800uF(Rubycon)(1個260円)を4つ、3,300uFに並列に接続してみました(右上の写真)。これで、合計10,100uFになります。結果は中低域が延びバランスが良くなりました。大満足で他の改造は必要ではないようですね。
※KENWOOD DPF-7002のリモコンがないのですが、純正のRC-P0706はなかなか手に入りません。調べたところ、RC-PSE9、RC-1100D、RC-P3040などでも何とか動くようですね。⇒RC-PSE9を1,500円で落札しました。確かに、十分に使えます。

ショットキバリアダイオードへ交換ONKYO C-722Mのブリッジ・ダイオードを交換してみました。ショットキバリアダイオード(サンケン電気【RK-44】40V/3A 1本94円)です。写真のように配線するとブリッジになります。小勢力回路に使われるコード(インターホン用のコード)を使ったので、作業がとても楽でした。高速でしかも低雑音のダイオードの効果だと思います、かなり音が引き締まり、すっきりした音になりました。c_722mのフィルムコンデンサC-722Mのコンデンサーは、容量は3,300uFですが、かなり大きな物(オンキョーオリジナルブルーコンデンサー)が使われていて、そのせいかバランスはとても良い。それで、ダイオードの交換だけにしようと思ったのですが、ついでなので、電解コンデンサー(4,700uF+3,300uF)を並列につないで見ました。電源の電解コンデンサーは過電流にならない限りは大きい方がいいようですから。低ESRの電解コンデンサーまた、東信工業の低ESRの電解コンデンサー(16V 4700uF 1個100円、16V 3300uF 1個80円)を用いてみたら解像度が上がって、ピアノの音が心にしみるようになりました。・・・しかし、さらに改造(ブルーコンデンサーを交換)しようとして壊してしましました。
それで、今度はONKYO C-711Mの平滑コンデンサーに東信工業の低ESRの電解コンデンサー(16V 4700uF 1個100円、16V 3300uF 1個80円)をパラに接続してみました。なんだか、これだけでC-722Mよりいいみたいですが、やはりダイオードもショットキバリアダイオードに交換。かなり高解像度のクリアーな音になりました。しかも、C-711Mはリピートもランダム再生も自在なので操作性がかなりいいですね。

dpf-7002のショットキバリアダイオードへの交換結局、DPF-7002のダイオードもショットキバリアダイオードに交換したらどんな音になるのか聞いてみたくなりました。DPF-7002には大小二つのブリッジ・ダイオードがありますので、それを2つともショットキバリアダイオードで作りますから、全部で8個必要になります。小さい方に組み込むのは面倒ですが、同じような要領で互い違いに並べて配置しました。基盤の穴が少し小さいので、細いドライバーで穴を大きくしましたが、その際、基盤を少し傷めてしまいました。dpf-7002の低ESRコンデンサーしかし、何とか無事音がでました。音がかなり澄んですっきりした音になりましたが、まだ固めのような気もします。エージングが必要なのだと思います。 さらに、DPF-7002にパラに接続していた3,300uFのコンデンサを東信工業の低ESRの電解コンデンサー(16V 3300uF 1個80円)に交換しました。私には違いが分かりませんが、高域のノイズが減ってすっきりしているに違いありませんね。ピアノの音が心にしみます。

dp-3060のコンデンサーへの交換かなり昔に買ったKENWOODのDP-3060が何とか動くようになったので、ピックアップを交換して使うことにしました。ついでに平滑コンデンサーも交換。DP-3060には電解コンデンサー3,300uFが1つだけ使われています。これを電解コンデンサー6,800uF(Rubycon)(1個260円)に交換し、さらに、東信工業の低ESRの電解コンデンサー(16V 4700uF 1個100円)をパラに接続してみました。もともと、バランスの良いCDプレーヤーですが、解像度も上がってかなりいいです(ピアノの音が心にしみます)。改造も少なくて済むすし、コストパフォーマンスが高いCDプレーヤーですね。リモコンがなくても操作性がよく便利です。リピートも自在なのはすごくいい。オークションでも安く手に入りますし、とにかくお金をかけたくない人にはぴったりです。
最近、ブリッジ・ダイオードもショットキーバリアダイオードに交換してみました。そうしたら、解像度も音の艶もかなり増しました。DPF-7002に匹敵すると思えるぐらいになりました。
ショットキバリアダイオードへ交換ONKYO C-711M LTD(ジャンク)を落札しました(2,800円+送料800円)。再生はしますが、少しすると音飛びや雑音が出るようになりました。トレーが開く時にジーという音もします。とりあえず、C-711Mで使っていた新しいピックUPをはずしてつけてみました。すると、不思議と音飛びも雑音もジーという音も消えてしまいました。うまくいきました。 それで今度は、C-711Mで使っていたショットキーバリアダイオードをはずして、C-711M LTDに組み込むことにしました。さらに、東信工業の低ESRの電解コンデンサー(16V 3300uF 1個80円)をパラに接続してみました。やはり、ずっとクリヤーな音になりました。C-711Mと比較してLTDの方がどれほどよいかは分かりませんが、おそらくいい音がしてるのだと思います。 C-711Mのランダム再生が不調になっていたので、これでうまく動くようになれば成功です。C-711Mと異なって、LTDでは、再生後、表示が経過時間に変化するのもなかなか便利ですね。
レガートリンクコンバージョンPioneer PD-N901を2810円(送料を含む)で落札。レガートリンクコンバージョンを聴いてみたくなったからです。安く落札できる割には問題なく動きます。回転も液晶画面も問題ありません。さて、問題の音質ですが、・・・・なかなか良い印象です。改造しなくても十分聴けそうですね。DPF-7002より少し解像度が落ちるかもしれませんが、全体のバランスはとても良く、気持ちよく聴けるCDプレーヤーだと思います。レガートリンクコンバージョンが効いているためか、とても良い雰囲気を出しています。これはリビングにある天井の埋め込みスピーカーを鳴らすのに使おうと思います。
ちなみに、スタンバイ時消費電力はシステム接続時合計で1.5Wに設計されているそうで、リビングにはもってこいですね。また、使用されているピックアップはCMK-54XTで入手困難なようですが、PD-C3やPD-C5と同じだそうです。
※リビングの天井の埋め込みスピーカー用にPioneer PD-N901を使うことにしました。埋め込みスピーカーに期待していたのですが、スピーカーの指向性の関係でどこでも良く聴こえるという訳には行かないようです。埋め込みスピーカーについて調べてみますと、この問題を解決すべく広指向性の埋め込みスピーカーが開発されています。しかし、1個20,000円はします。それに、埋め込みスピーカーの交換も大変そうです。という訳で、現状で我慢することにしましょう。
KENWOOD DP-7060 DAC7 ※KENWOOD DP-7060のジャンク品を約3000円(送料を含む)で落札。音飛びがするということでしたが、それは問題なく、むしろ、CDの回転音が少し気になります。音の方は問題ないなさそうなのでテストには十分ですね。さて、問題の音質ですが、・・・なかなか豊かでとても良い雰囲気を出していると思います。これがうわさのDAC7ですね!DP-7002のように低域が薄いといういうことはありません。それで、改造しないでも十分楽しめるCDプレーヤーだと思います。
KENWOOD DP-7060 DAC7 ショットキバリヤーダイオードに交換しかし、やはり改造したらどうなるかが楽しみなのですから、やってみない訳にはいきません。低域が十分出るので電解コンデンサーの容量UPは止めておいて、ブリッジダイオードだけをショットキバリヤーダイオードに交換してみました。結果、良くなったのかどうか分からないのですが、解像度が増して引き締まったせいでしょうか、音が硬くなり元のやわらかさが失われたように感じます。きっと、より忠実な再生に近づいてはいるのでしょうが。・・・聴き込むうちにだんだん音が豊かになってきたようです。エージングの必要性を忘れていました。しかし、やはり、電解コンデンサーの容量UPもしてしまいました。東信工業の6800uF(25V)に低ESRの電解コンデンサー(25V 3300uF)を並列につなぎましたから、10,100uFになります。これだけつなげば満足ですね。結果は上々です。最初はもっとソフトな音質のような気がしましたが、そうした音の味付けがなくなりました。音の味付けは±0で、基準に用いているONKYO SE-150PCIに匹敵する高音質のCDプレーヤーになりました。⇒ DENON DCD-755RESPと比較

中古のCDプレーヤーを買って改造しなくても、高音質で安いものが手に入るようになりました。2万円で買えるDENON DCD-755RESPもその一つです。しかも、USBメモリーも使えますから、かえって安上がりになります。もっとも、CDの再生技術は耳の限界に来ていますから、そんなに音質がよくなるはずはないのですが。⇒ DENON DCD-755RESPと比較

MDデッキの修理

MD-122Mの修理

MDデッキはかなり複雑な機器ですから、CDプレーヤーのようには簡単にはいきませんね。しかし、簡単にできる場合もあります。機器により壊れる傾向があるのです。こうした傾向を知っていて、尚且つその修理の仕方が分かれば、安く手に入れることができます。

※MDデッキ ONKYO MD-122Mもそのひとつです。この製品はフレキシブルコネクタの接触不良がよく発生するようです。それだけ直せばまだまだ使えるものがありそうです。これなら簡単ですね。しかも、このMDなかなか高音質なのです。
MD-122Mの壊れる傾向とその修理の方法
ONKYO MD-122M完動品のONKYO MD-122M を4,000円(送料込み)で落札できました。しかし、数日で電源が入らないよくある症状が生じるようになりました。たまに、stnadby表示が出ます。
それで、フレキシブルコネクタの接続を確認してみましたが、残念がら解決しません。おそらく、電源供給部分のどこかの部品(電解コンレンサとか)に問題があるに違いありません。しかしそれを特定することができません。それで、その基盤の部分が生きていそうなジャンクを手に入れることにしました。エラー症状の異なるジャンク(ジャンクの説明:「電源を入れてのMD再生を行いましたが早送りになり音楽が聞きとれません。」つまり電源部分が生きているジャンク)を1,760円(送料込み)で落札。
コネクターのはずし方を慎重にしながら、電源供給部分の基盤を交換。ついでにフレキシブルケーブルも1つだけ交換。結果はうまくいきました。しばらくもつといいのですが。確かに、音はいいと思います。
※ONKYO INTEC 275シリーズをそろえる場合、連動機能の互換性を考慮に入れるとよいと思います。しかし、リモコンの対応の確認も忘れないようにしましょう。
INTEC 275シリーズ新旧機種間・主要な連動機能の互換性

カセットデッキの修理

回転速度は半固定抵抗の調整で

中古のカセットデッキの多くは確かに動きはしますが、回転速度が遅くなっているかも知れません。しかし、回転速度の調整は難しくないようです。掃除したり、グリースをつけるだけでうまくいく場合もあります。それでもだめな時は半固定抵抗を調整します。多くのカセットデッキはモーターの後ろに黒い穴が開いていてそこにドライバーを入れて回して調整します。モーターではなく基盤に半固定抵抗がある場合もあるようですね。調整してからテープを入れて時間通りに再生できるか確認します。

ONYKO k-522MONYKO k-522M を4,000円(送料込み)で落札しました。完動品とあり、確かに問題なく動きます。しかし、このデッキで録音したカセットをカーステレオで再生してみて回転速度が遅くなっていることに気づきました。それで、モーターの後ろの穴にドライバーを入れて数十度ほど時計回りに回して、再生スピードを確認しました。2度ほど繰り返したらちょうどよい速度になりました。
カセットデッキの修理の方法

スピーカーの修理

スピーカーエッジの補修

スピーカーのエッジの補修にはセーム革が使われることが多いようです。また、補修用のエッジが売られています。しかし、いずれも高価なものになりますね。それで、ボンドを付けるだけで簡単に補修できる程度のものを選ぶことが賢明のように思いますね。この場合、補修専用のボンドが安く手に入ります。
エッジの目的は振動板を常に正しい位置に保ち、かつ、その動きを妨げないと同時に適当な制動を加えること。さらに、振動板背面の音を遮断すること。こうした目的を果たしているなら、新品でなくとも、多少ひびが入っていてもかまわないわけです。普通、ひびが入っていても気がつかないで聴いているのですから。それ以上の修理はおそらく必要ではないはずです。しかし、エッジの劣化により適切な制動力が失われている場合がありますので、エッジ塗布剤を塗ることにより音質が向上する場合があります。

※スピーカーのエッジの補修の方法を解説したサイトもたくさんあります。
スピーカーエッジの修理の方法
※スピーカーの性能をUPする簡単な方法
(1)グラスウールをスピーカーボックス内に充填することで反射波、定在波を防止し音を一層クリアにできます。
(2)コンデンサーをフィルムコンデンサーに交換すると歪み感が減少して透明感のある音になるようです。もっともこの場合エージングが200時間ぐらい必要なようですね。⇒スピーカー修理工房/スピーカーは信用できるのか?
(3)エッジ塗布剤によりエッジの制動力を調節。⇒エッジ・塗布剤1回塗り
※ONKYO D-202AX のエッジがかなり弱ってきているので、硬化後カチカチにならない「水性液状ゴムタイプ」のエッジ修理用ボンドを水で薄めて一塗りしてみました。目的はぼろぼろになる前に補強用にと思って塗ったのですが、これが意外と音が引き締まって聴きやすい音なりました。もう一回塗りたいところなのですが、我慢してここで止めておいた方がいいですね。⇒スピーカー・ウーファーのエッジ修理・修繕用ボンド
NS-10M 《YAMAHA NS-10Mのメンテナンス計画》
 @ネットワークのコンデンサの交換
 Aターミナルの交換
 Bエッジの軟化

問題なのは、やはり、コンデンサの選定です。現在使われているものは、
  日本ケミコンの電解コンデンサ10uF(無極性)
  U-CON社のMPコンデンサ2.7uF×2=5.4uF

ネットでこの件に関していろいろ調べてみると、いろいろな情報があります。
 1.PARC(日本)のコンデンサが評判がいい。
 2.電解コンデンサをフィルムコンデンサに変えるのがいいかどうかが論じられている。
 3.解像度(フィルムコンデンサ)と厚みのある暖かい音(電解コンデンサ)のバランス。
 4.テンモニらしさを失わない方法を提案している人もいる。
 5.小容量のフィルムコンデンサを電解コンデンサに並列に使用して、音質の向上をはかる方法。

総合して考えて、テンモニの音は気に入っているので、テンモにらしさを失わない範囲で、さらなる音質の向上を目指したいところです。
 (1)電解コンデンサをフィルムコンデンサに変えることはしないで、PARC Audio 電解コンデンサ10uFを使用。
 (2)また、小容量のフィルムコンデンサ(0.1uF←誤差の範囲)を電解コンデンサに並列に使用してみる。
 (3)ツイーター用のフィルムコンデンサを交換すべきかどうかに迷うところだが、部品の寿命を考えて交換することにする。JANTZEN AUDIO CROSS CSP 2.7uF×2はテンモニらしさを変えない、という報告がある。最高でないとしても、交換前よりも良いに違いない。

用意するもの:
  PARC Audio 電解コンデンサ10uF×2(コイズミ無線 \450/個)
  PARC Audio フィルムコンデンサ0.1uF×2(コイズミ無線 \170/個)
  JANTZEN AUDIO CROSS CAP 2.7uF×2×2(コイズミ無線 \326/個)
  スピーカーターミナル(Amazon \998)
  軟化剤ポリメイト(Amazon \464)
  固定用ボンドG17(Amazon \385)

合計 約4,500円

ns-10m 【準備した部品】
PARC Audio電解コンデンサ10uFにPARC Audioフィルムコンデンサ0.1uFを並列に接続しておきました。
スピーカーターミナルのボルトは少し太いのですが、ぎりぎりねじ込みます。
ns-10m 【交換前の状態】
大きなフィルムコンデンサーが付いています。
ns-10m 【ターミナルのネジが外しにくい】
ターミナルのネジが外しにくいのですが、ネジの頭を細いドライバーなどで根気よく掘っていきました。やがて、ネジ山がすっかり見えてきましたので、あとはドライバーで回すと簡単に取れました。
ns-10m 【交換後の完成した状態】
JANTZENAUDIO CROSS CAP2.7uFはニチコンと比較するとだいぶ小さいですね。
PARC Audio フィルムコンデンサ0.1uF(誤差の範囲)の効果のほどは?
固定用ボンドG17で固定して終了です。

結果ですが、音が豊かになり、なかなか良いようです。具体的に、その良さを指摘できるほど耳は良くないのですが、少なくとも前より悪いということは全くありません。後は、エージングとともにさらに良くなっていくはずですね。テンモニで聴くのがますます楽しくなりました。

アンプの修理

アンプの修理は素人には難しい!

機械的な故障は素人にも直せる可能性がありますが、電気的な部分になるともうお手上げになってしまいます・・・・が、しかし。

ONKYO A-911M LTDONKYO A-911M LTD のジャンクを2,050円(送料込み)で落札。商品状態は『プレーヤーをアナログCD端子へ接続し出力音を確認済みです。※電源コードが切断されています。』という物。電源コードを半田付けして音出ししてみると確かに音が出ます。しかし、左に雑音が入ります。ボリュームのガリではありません。また、他の機器との連動ができたりできなかったりと不安定。インプットセレクターは問題ないようです。何とか雑音だけでも取れればと思い、分解してみました。どこから手をつけてよいかまったく分かりません。一応、基盤全体をくまなく眺めてみることにしました。コネクターの接続などを確認しても雑音はなくなりません。それで、ダメもとで、部品を1つ1つ触って雑音に影響しないかどうかをチェック。あきらめかけたそのとき、3本足の黒い四角い部品(安定化電源回路?)を触ったとき少し音が変化したような気がしました。少し強く動かしてみると時々雑音が消えるではありませんか。原因が特定できれば後は簡単です。同じような部品の半田を4箇所付け直して、・・・おお、雑音解消。どういう訳かシステム連動機能も安定してきたみたいです。こうなれば、完動品!
今まで、実は、ONKYO R-811M を使っていましたが、やはりA-911M LTDの方が力強く、いい音がします。調子がいいようなら、 R-811M は売却予定。これで、A-911M LTD と デジタルアンプZERO TA2020 の対決ができますね。・・・・結局、R-811M はリサイクルショップで2,000円で売却。